Nikkei225オプション日記

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参院選から三日、日経平均暴騰の理由

昨日のNYダウの終値は120.74ドル高となり、史上最高値を更新いたしました。大統領選挙の年の株価は上昇するというアノマリーは、今回実証されたことになります。日経平均先物も16500円近辺にあり、このままいくと日経平均はここ三日で1000円以上の上昇となります。暴騰と言っても過言ではありません。
なぜ、短期間に株価が上昇したのか、この上昇は続くのかという点について考えていきたいと思います。
まず、短期間での上昇理由について、一般に考えるだろうことを思いつくまま4点あげたいと思います。
1. 選挙期間中、買いの主力たるGPIFや日銀が株式の購入を控えていており、終了後購入を再開した。
2. 参院選後のインタビューにおける安倍首相の景気対策アナウンス効果
3. 元FRB議長バーナンキの訪日によるヘリコプターマネー政策への期待。
4. 以上を受けての売り方の買い戻し。
まず、1.ですが、参院選前の7月5日から7月8日連日350億円程度のETFの購入がなされていることが日銀から公表されています。この理由は根拠が薄いと思います。
2.、3.のアナウンス効果についてはデータで計測できないのでなんとも言えません。安倍首相の会見では、石原大臣に景気対策の指示を出したとは言っていますが、規模や内容については特に言及されておらず、バーナンキと日銀黒田総裁の会談内容もまだ明らかではありません。4.ついてはデータがあり、あくまで東証発表を基にしたトレーダーズ証券の試算値ですが、7月8日に44%あった空売り比率が、7月12日の昨日には38%にまで低下しており大きな買い戻しがあったことは事実です。
さて、私自身は逆張り戦略継続中でパフォーマンスは散々ですが、月末までになんとかしたいと思っています。