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シロアリは何処へ行った?消費税増税延期批判を言う資格が君にあると思うのか。9月27日臨時国会、野田佳彦幹事長代表質問

民進党党の野田義彦氏が、蓮舫新体制で幹事長となりました。9月26日始まった臨時国会で代表質問(9月27日)に立ち、久しぶりに表舞台に登場しました。私はこの方が未だに国会議員を続けていることに理解ができないでいます。今回で、一番の注目点は消費税の増税延期批判でした。

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私自身、消費税については逆進性や消費への影響から反対の立場ですが、政策論はさておき、この政治家が、その消費税の増税において、有権者の立場を著しく毀損させ、日本の民主主義を完全に地に落とした政治家であることは疑いもない事実でしょう。そのトラウマは今も続き、こうした旧民主党時代の政治家が存在する限り、民進党には絶対に投票しない状態が半永久的に続いているのだと思います。

政権をとるためには選挙でマニュフェストなる選挙公約の神聖性を約束し、税金にたかるシロアリ批判をして消費税に反対、一般会計とは異なる特別会計の改革によって20兆円の財源を確保すると主張していました。ところが、自身が首相になる立場を逆さまに変更し、政権基盤の強化のために財務省と手打ちをして、消費税の増税を決める三党合意なる詐欺にも近い協定を解散して国民に信を問う手続きをすっ飛ばして自民党公明党と行いました。

まさに、民主主義の否定、国民不在のエリート主義の権化。日本の政治は地に落ちてしまったのでした。そして、このとき民主党を支持していたテレビ局は、YOUTUBEで流れて大きな国民の話題となっていた選挙中の野田首相の「シロアリ批判」動画を放送の中立性などを盾にして極力流さず、問題を大きくするのを防ぎ、消費税の増税を後押ししていったのです。

当時を思い出すために、例のシロアリ動画のリンクを張っておきます。

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これで選挙を通ってきた人間が、首相となり、消費税増税を実現しました。このことを許すことは、政治家は選挙に当選するためにはどんな嘘をついてもよく、当選後は選挙演説、選挙公約などを守る必要はないという、民主主義にとって恐ろしい前例を作ることになりました。

さらに船橋市を中心とする千葉四区の有権者は三党合意後の選挙後で野田佳彦氏を当選させました。民主主義の主権者たる国民を騙した政治家をです。千葉四区の有権者に対しては、恥を知れと言っておきます。ここでよく考えてほしいのは、この選挙区から選ばれる政治家によって、国民全体が影響を受ける点です。決して船橋市長や船橋市議のように船橋市に限定されるものではないのです。千葉四区の有権者によって、全国民の有権者が冒涜されている事態は今も続いています。

今回の代表質問で野田幹事長が行ったの消費税再延期批判の2つのポイントを上げておきます。

  1. 「次の世代より次の選挙を重視する姿勢は、後世で厳しく糾弾されるだろう」
  2. 「私が政治生命をかけて取り組んできた3党合意も風前のともしび。財政健全化への道のりはより厳しいものとなった」

次の世代より次の選挙を重視する姿勢でシロアリ批判を行ったのは、野田佳彦幹事長その人でした。そして、その選挙マニュフェストと真逆のことを政治生命をかけて行ったという恐ろしい言葉を発してなんの悪びれる様子もなく国会質問を行っています。まさに、強盗に入って被害者を説教する説教強盗そのものです。これを許している限り、国民主権という民主主義の基盤は根底から覆され、全体主義、エリート主義がどんどん進んでいきます。

次の選挙で、船橋四区の有権者たちがこの野田佳彦氏を当選させるのかどうかは、日本の民主主義が今後どうなっていくのかをはかる上で大きな物差しとなりそうです。

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