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エクセル方眼紙(Excel方眼紙)って何?

絶滅させなければならないBADノウハウなのか、それとも有用なGOODスキルなのか。安倍政権で、冷や飯を食っている河野太郎さんが、一般の方には些細に見えるかもしれませんが、日本の情報処理教育の大転換となるかもしれない「神エクセル」問題に足を踏み入れました。

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エクセル方眼紙とは

この「神エクセル」について、もう少し深く理解しようとネットサーフィンをしているうちに「エクセル方眼紙(Excel方眼紙)」という言葉にぶち当たりました。私自身は、Excelを深く学習する前にデータベースを仕事で使っていたこともあり、Excelを方眼紙として使う手法は全く知りませんでした「神エクセル」の一形態である「エクセル方眼紙」は実にシンプルなもので、Excelシートのセル行と列の幅を小さく揃えて方眼紙のように加工、小さくなったセルの結合により細かい部分に対応していくコペルニクス的な表作成の手法です。それでは、日本のガラパゴス的エクセル芸能とも言われる「Excel方眼紙」をめぐる論争を紹介したいと思います。

日経WOMANオンラインの特集記事が炎上

この論争は、2013年の女性誌「日経WOMANオンライン」の特集「美文書作りには「方眼紙」シートを使う」によって開始されました。内容を要約すると、Excelシートのセル行と列の幅を小さく揃えて方眼紙のように使うと、自由に表が加工できるので仕事が早く終わりますというものです。美文書作りには「方眼紙」シートを使う:日経ウーマンオンライン【仕事が早くなるエクセル術】

この記事に対し、Twitterを中心として情報処理に詳しい若い人たちや専門家からBADスキルなのではという異議申し立てがあり炎上しました。炎上にもかかわらず、日経WOMANは炎上を無視して、その後も「Excel方眼紙」特集を2回組みます。これに呼応するかのように、この界隈では著名なジャーナリストの佐々木俊尚さんも参戦(方眼紙を馬鹿にするスタンス)し、オールドメディアと新興勢力の代理戦争の様相も呈した論戦となりました。

エクセル方眼紙の反対派の主張

  • 列や行の増減時に修正が大変。
  • 電子データとしての再利用、活用ができなくなる(1行に1件、1列に1項目原則が成り立たなくなる)。
  • 数式を含め入力が難しい、面倒となる。
  • 印刷が崩れる。
  • 今後のデータベース教育に弊害。
  • かっこ悪い、時代遅れ。

エクセル方眼紙の賛成派の主張

  • Wordと異なり、文書の段組み、表の作成、レイアウトが圧倒的に楽。
  • 紙として、保管・保存が優先で、電子データの活用を前提としない場合もある。
  • アートやゲームなど文化的発展を遂げている。

まとめとエクセル方眼紙の文化的発展について

 簡単に言えば、情報処理に手慣れ、データ活用を推進したい側と文書作成の効率性や伝統的な帳票を重視する側の対立です。まあ、正規化されたデータをベースにしつつ帳票の作成の効率性や見栄えにも配慮すればいいのですが、現場のリソースは限られており、仕事を複線化することは現実にはなかなか難しいのです。

最後に賛成派の文化的発展について触れます。「エクセル方眼紙」は単なる事務ノウハウから、アートやゲームにまで応用されるようになりました。本当に素晴らしいです。ちょっとした例を紹介いたしますので、ご鑑賞ください。

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