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Nikkei225オプション日記

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7人の区議除名を受けた若狭勝さんの出処進退と検察官の凋落

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(出典:ウィキメディア・コモンズ) 

小池百合子支持の7人の区議除名処分

12月6日、東京都知事選挙小池百合子東京都知事を支援した練馬区、豊島区の7人の区議に対し、自民党東京都連は7人全員を除名とする決定しました。身から出た錆とは言え、区議7人は、所属のない根無し草(デラシネ)となり、窮地に立たされることになりました。自民都連、区議7人を除名 「小池新党」の呼び水に? :日本経済新聞

若狭勝衆議院議員の動向に俄然注目

ここで、俄然注目が集まったのは、区議を除名にした場合、離党を示唆していた小池百合子応援団長こと、現衆議院議員の若狭勝さんの動向です。

www.youtube.com

この東京都知事選でうまく立ち回り、一番の果実を得たのは若狭勝さんです。都知事選挙では小池百合子さんの脇にに寄り添って知名度を上げ、空白となった東京10区の補欠選挙で勝利し、若狭さんは晴れて一国一城の主となりました。もともと若狭さんは小池さんと同じ石破派に属しており、派閥の現有勢力を減らしたくない石破さん、小池百合子ブームの中で独自候補を擁立して敗北したくない自民党執行部の思惑もあって、小池支持を表立って行ったにもかかわらず、自民党の公認を得て補欠選挙で当選を果たしました。比例単独と小選挙区の身分格差は非常に大きいのです。比例順位を決める執行部から自由の身となりました。若狭さんの立ち位置は、小池さんが都知事選挙で負けない限り、ゲームの中でどう転んでも勝利となるポジションだったのです。自民党は公認を出した時点で、若狭さんとのゲームは終わっており、いまさら処分することは自己矛盾に陥ります。とどのつまり、現在、離党するかどうかの判断はすべて若狭勝さんの胸一つとなっております。

区議7人の除名を受けた若狭勝衆院議員のコメント

区議7人の除名処分を受けて、若狭さんは早速コメントを出しております。

同じように小池現知事を応援したのに、東京10区の補欠選挙自民党本部は私を公認にするなど、結果・取り扱いに大きな差別があり、極めて問題のある処分です。
今回、7人の区議が都連の指示どおりの上申書(身上書?)を提出しなかったことを除名処分の一つの理由としているようですが、そもそも、小池現知事を応援したことをもって、私の場合と取り扱いを変え、まずは「離党届を出せ、出さなければ除名処分だ」としたことに根本的問題があつたのですから、そのことを棚に上げて、今回、「上申書を提出しなさい」という都連の指示に従わないのだから処分されても当然という対応は、短絡的であり、夏から冬への時間経過を踏まえ、今、何をすべきかを冷静に考える基礎的資質が欠如している人が都連の一部にいるとしか言いようがない。
今回の処分を実質的にリードした人には将来多大な責任が生ずることになると思います。
おって、私は、7人の区議を今後も変わらずに支えていきます。そして、補欠選挙直後、私は、「区議が除名処分になつたら私も自民党を離党する」旨言っていましたが、補欠選挙から既に1ヶ月以上経ち、地元を含め政治活動を深く展開していること、大事な立法作業にどっぷりと入っている現状を踏まえ、今後のことは総合的に考えていきます。皆さまの変わらぬご支援をお願い申し上げます。(若狭勝オフィシャルブログより)

自民党都議連への批判はきちんと行っています。また、7人の区議も変わらず支えていくともあります。しかし、肝心の離党するのかどうかという点については、「区議が除名処分になったら離党する」というこれまでの主張を翻して、総合的に考えていくというお茶を濁した結論となっております。これでは「今回の7人の区議を支えていく」という言葉もどこまで信じてよいものやら・・・・・。

若狭勝衆議院議員の離党可能性は極めて低いと思われる根拠

これだけではありません。私は若狭さんの検事を退官する際の理由とその後の活動にも疑問を持っています。検事から弁護士に転身された際の理由が、産経新聞(2009年7月31日東京朝刊)や朝日新聞(2009年4月9日夕刊)に取り上げられています。そこで若狭さんが述べられているのは「裁判員制度が始まり、冤罪を防ぐためには弁護士の役割がより大きくなるため、裁判員裁判の法廷に立ちたかった」という理由です。しかしならがら、元検事の郷原信郎さんのブログによると、その後裁判員裁判の法廷にたったという話は聞かず、テレビコメンテーターや政府の審議委員、バラエティ番組の出演といった活動に留まっていたということです。

参議院選出馬の若狭勝弁護士、「法律実務家としての魂」はどこに? | 郷原信郎が斬る

そんな中、2013年に参議院選挙に出馬し落選、2014年に衆議院選挙に出馬、当選という政治へのキャリアを進むことになります。人間の考えは変わることもありますが、新聞記事のインタービューで語った抱負とキャリア形成が180度変わっていくことについては疑問を感じざるを得ません。さらに言えば、現状の若狭さんの政治家への動機づけの弱さも感じています。若狭さんのホームページを拝見すると、国会議員として実現したい政策目標の具体性がまるでなく、とってつけたような量刑のバランスからの「強盗強姦罪」の創設とか、スローガンの「愛人心」とかしかありません。鳥越さんの東京都知事選の公約のような匂いさえ漂っています。

わかさの力点 - 東京10区 衆議院議員 わかさ勝 オフィシャルサイト

つまり、権力の意思だけはあるものの、自らの言葉と信念と一貫性がありません。政治家として実現したいこと、取り組みたいことすら本当にあるのか私には疑問です。こうした事実からみると、現時点で何の利益もない離党という選択をするとは到底思えないのです。

検察官出身議員の権力への意思と人物の薄っぺらさ

かつて、正義の番人としてマスコミから持て囃され、脚光を浴びていた検察官ですが、現在も現場で働く人間はさておき、最近ここを飛び出して議員さんになった方々について申し上げると、権力の意思だけは強いが、現実の国民生活も知らず、スタンドプレーでマスコミの増幅装置を自己のために利用するばかり。内実は非常に薄っぺらい方々ばかりです。また、およそ国民の期待するような正義感も持ち合わせているとは言い難いのではないでしょうか。民進党山尾志桜里さんは、Twitterで火が付いた「保育園落ちた、日本死ね」に早速飛びついて託児所問題をクローズアップして脚光を浴びた後は、自らのガソリンチケット代の疑惑を国民に全く説明できないどころか、責任を公設秘書にかぶせて沈静化を図ろうとしています。巷では、完全に評価は逆転し「ガソリーヌ」という蔑称で呼ばれています。それでも、12月に流行語大賞の演壇に立って挨拶するなどまあ、軽い軽い。

検察官は、このままいくと国民の信頼を完全に失いそうです。まあ、裁判官や弁護士も同じなのかもしれませんが、戦後50年も経つと、周囲の監視のない権力機関は腐敗し、国民へ腐臭をもたらすようです。 

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