Nikkei225オプション日記

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先週の日経平均と今週の展望

上昇相場続く。ひねくれていると損失拡大

先週の月曜日、少し下げて始まった日経平均でしたが、月曜日の安値18,227.39円の底値を付けて以降は、週後半にかけて一気に上昇し、金曜日(12月8日)の終値は、19,000円弱(18,996.37円)となり、夜間市場では円安がさらに進んだこともあって直近の先物で19,170円を付けて引けています。明日の月曜は、窓開けの大幅上昇スタートが見込まれています。

先週の日経平均の日中取引を観察すると、為替の影響で多少値を下げても、どこからともなく買いがやってきて値を戻し、値を戻した後は、今度は為替が円安に振れて、逆に高値を取りに行くという展開が、毎度のように繰り返されていました。なんというか、ほぼパターン通りなので、バカになってパターンに乗った人は儲けを拡大し、ひねくれて逆張りをした人は結局負ける典型的な上昇相場だったと思います。

このパターンはある日突然、崩れるのですが、しばらくの間は続きます。どこまでなのかは神のみぞ知るといったところなのですが、年末まさかの2万円台も今の相場では十分射程に入ってきました。

経済イベントとその対応

崩れるきっかけは、12月15日(木)のFOMC前後、16日(金)の日ロ首脳会談直後、あるいはトランプ就任式(1月20日)後といった感じなのですが、非常に予想は難しい状況です。アメリカ大統領選挙でトランプが当選して以降、アメリカはロシアとの関係改善へ動き出す見方が強く、平和条約の締結や北方領土問題の進展など非常に期待値の高かった日ロ首脳会談は成果なく終わる可能性が高くなっています。経済協力が進まないとなると、失望感から仕掛け的な売りが入る可能性が高くなります。ただ、上昇相場の中でむしろこの瞬間(週明け19日(月)の場中)が最後の押し目買いのチャンスとなるかもしれません。

大幅な調整は望み薄か?

19,000円を超えた水準であれば、GPIFの運用損もある程度解消されますので、この辺りで、両機関はできるだけポジションを解消したいと考えているように思われます。ただ何しろ保有量が多いので、株式の保有を減らすならばもっと高い水準にして時間をかけてポジションを縮小しなければなりません。そう考えると、多少押すことはあるものの、年末まで下落が続くような展開は望めないような気がします。年末までPUT買いはちょっと不利かなあと思います。

不安はNASDAQ

不安は、アメリカのNASDAQの動きです。Twitterをはじめとして、IT関連銘柄の期待値が大幅に下がっています。日本でも新興市場はさえない状態が続いています。日本市場の調整は、アメリカのNASDAQの大幅調整から始まるかもしれません。

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