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Nikkei225オプション日記

日経225オプションをこよなく愛するためのサイト

2017年ゴールデンウィーク(GW)の為替相場、今年も「円高注意報」を発令します。

Haneda terminal ii
東京国際空港ターミナル  出典:ウィキメデイアコモンズより)

先週為替は約4円も円安に振れる

さて、待ちに待ったゴールデンウィークに突入しました。ドル円相場は、フランス大統領選挙の「前進!」のエマニュエル・マクロンが第1位となり、EU離脱派の右派国民戦線のマリーヌ・ル・ペンを抑えたこともあって、4月24日の月曜日に大きく窓開けして円安となりました。その後も北朝鮮のミサイル発射や核実験のXデーではないかと噂されていた4月25日(火)を無事平穏に通過し、地政学リスクが減少したと市場参加者が判断したのでしょう、さらに円安は進みました。週末には1ドル111円半ばで終了、1週間で約4円ほど円安へが進んだことになります。

朝鮮半島リスクの高まりでも為替高に振れる不思議な円

昨今、リスク回避で買われるようになった安定通貨の円ですが、地球の裏側のヨーロッパのリスク上昇に伴って円高が進むのなら納得できますが、北朝鮮のミサイルの射程圏内にあり、もろにリスクに直面している朝鮮半島動静においても、危機が高まると対ドルや対ユーロで円が買われていくのは本当に不思議な感じがします。ただ、「論よりも証拠」ということで、朝鮮半島リスクが高まると「また円高が進むなあ」と他の市場参加者と同様私自身も条件反射的に考えるようになってしまいました。

やはり、連休中は円高か? 無責任ですが、「円高注意報」発令します

さて、私自身は最近のドル円相場で、経験則からもう一つ条件反射的に考えが及ぶことがあります。それは、日本の連休中の円高シフトです。このブログでも、再三指摘し、全く改善が見られないため、もはや浅川雅嗣財務官の更迭しかないとか、財務省から為替介入の権限を奪ってしまえとか、建設的な提案というよりはどちらかというと過激な主張を繰り返して憂さを晴らしていたところではあります。大変申し訳ございません。ただ、私自身はやはり不安なので、一応、ゴールデンウィーク中の「円高注意報」を発令しておきます。投資は自己責任ですから、責任のかけらもない発言であるということは言うまでもありません。

過去5年、ゴールデンウィーク(GW)中のドル円相場

言いっぱなしですと、ブログを読む価値がなくなっていまいますので、過去のゴールデンウィーク中の為替相場がどうであったのかというグラフを示します。

 

いやあ本当にひどい時代もあったのだなあ、よくこんな危機的状況を乗り越えたなあと日本経済の生命力に感嘆したというのが、まずグラフを作成した後に感じたことでした。2012年は、何と1ドル80円付近を推移していたのです。それに比べると、多少の円高など「蜂に刺された程度」とどこぞの財務大臣の発言を思い出します。それはさておき、ゴールデンウィークの勝ち負け(円安を「勝ち」、円高を「負け」とする。)を振り返ると、意外や意外、ここ5年で3勝2敗と勝ち越していました(5月5日を基準とし、その週の金曜日を最終日とした場合の2週間のドル円相場)。意外な印象を持つのは、昨年(2016年、グラフ紫色)、のゴールデンウィーク中、一気に5円程円高に進んだことが強烈に印象としてに残っているのかもしれません。ここ5年の歴史が示すのは、ゴールデンウィーク中の為替は中立ということです。あまり気にする必要はないのかもしれません。ただ、さりとて前年比という観点からみると、昨年の円高が進んだ状況と現在の状況を比較して、私は現在が昨年よりも好転してるとは決して思えないのです。いやむしろ、まずい状況下ではないかと。具体的に言えば、レイムダック状態だったオバマ元大統領にから、「AmericanFirst」のスローガンの下、為替操作国対象をちらつかせて妥協を迫るトランプ大統領への交代。イギリスのEU離脱をおそらく確実にするであろう英国議会選挙。フランス大統領選でさえ、ルペン候補の国民戦線党首辞任など予断を許さない状況です。そして、何といっても北朝鮮。Xデーと噂のあった4月25日は無事平穏に通過しましたが、現在もなお一触即発の危機的状態であることは疑うことのできない事実でしょう。昨日の朝は、弾道弾ミサイル発射の報を受けて地下鉄東京メトロは運転を一時見合わせています。勿論、こうした危機の対応について、長期政権となった安倍政権の閣僚にいる方々の経験値は、多少なりとも上がっています。ただ、長期政権では、逆に能力のない人物が長くポストに居座ってしまう可能性も否定できません。やはり油断大敵、一寸先は闇ということを頭の片隅に置いておく必要があるでしょう。

先週の日経平均は、週の初めに200円以上の上昇が続き、週末は多少利益確定売りに押され下落しましたが、下がってもの必ず値が戻る安心感がありました。明日の月曜日も北朝鮮のミサイル発射の影響で多少下落して始まりますが、その後底打ち反転していく可能性が高いと予測しています。ただ、火曜以降、特にゴールデンウィークの持越しはちょっとリスクが高すぎるかなあと思います。株価はだいぶ上がりました。ここからの日経平均の上昇は、為替相場の支援がない限り難しいと思われます。ここ1、2年の為替の傾向は、連休中は円高が進んでいくというものです。相場の傾向のみならず、精神衛生上の観点からも、私はポジションを整理して、気楽に連休に入ります。