Nikkei225オプション日記

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8月SQ(8月12日)前の不穏な動き 為替再び102円割れへ

8月のSQは、新たに創設された祝日「山の日」を挟むため8月12日ですが、SQ最終取引日は明日の8月10日(水)となります。個人的には明日から夏休みのため、本日の夜間取引は久しぶりにじっくり取り組めそうです。

本日の日経平均は続伸し、前日比114.40円高い16,7649.97円で引けました。日銀のETF買い入れ枠拡大が市場心理の支えとなって、本当に株価は安定しています。為替が1ドル102円台で16700円水準は以前の目線で見ていると非常に高く感じますが、これが金融政策の威力です。多少下落しても、押し目買いが入ってきます。オリンピック期間中は基本的に下げたらコール買いの戦略が正しいような気がします。

ただ、明日のSQ最終取引日までの超短期の戦略については、少し工夫がいります。夜間取引中に為替が1ドル102円を割りそうな動きです。101円80銭近辺まで進むと明日の日経平均は多少調整します。8月SQは、16,500円~16,600円近辺で終息すると予想していますが、為替相場さえ順調なら、16,750円をSQ値で超えていく展開もあります。為替相場を注意深く見守っていきたいと思います。

オリンピック終了後の日経平均については、株価対策はあっても為替対策がない日本の現状では、1ドル101円割れの円高に進んでしまうと、100円割れを意識するようになり必ず1ドル100円を割ってくる場面が来ると思います(経験則上、節目を為替は必ず割ります。多分、為替のオプション取引やストップロスが影響しています。)。101円を割れば必ず100円割れの場面がくると想定し、プットオプション購入の戦略をとり、100円割れで利益を確定するというのがリスクが少なく、非常においしい投資となります。投資家のバフェットが言うように、オリンピック後の絶好球が来るポイントまで資産を減らさないようにしていきたいと思います。