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鳥越俊太郎、都知事選後早くもテレビ復帰。よりによって高畑問題にコメント。やはりTBSか。

鳥越俊太郎テレビ復帰

都知事選(7月31日)から、約一か月と少し過ぎたあたりから、鳥越俊太郎さんがテレビ復帰を果たしていることに最近気づきました。サラリーマンしながらの鳥越ウォッチングはなかなか厳しく、記事が遅れたことをお詫びいたしします。

まず、9月9日に名古屋のCBS放送「ゴゴスマ~GOGO!Smile!」で早くも最初のテレビ復帰をします。

www.huffingtonpost.jp

朝日新聞系のハフィントンポストは落選の大きな要因となった女性問題にスポットを当てています。朝日系メディアとは今回の件で、大きな溝ができたのかもしれません。

宇都宮さんとの論点は、ずれずれで議論になりません。女性問題が疑わしい候補者の「選挙の応援」に行けるかどうかという点が本来の論点なのですが、鳥越さんは、女性問題が事実ではないことをメディアに強調したい一心のあまり、裁判で告訴したとか、俺はやってない何だのと週刊誌報道の事実認定の方に論点をずらしていくところを、宇都宮さんがやんわりと、被害者側の立場もありますし、裁判に訴えるだけでは説得的ではなかったので応援に行けなかったと応酬した内容でした。

まあ、番組での鳥越さんの立ち位置が第三者的な立場ではなく、あくまでも都知事選候補者の立ち位置なので、この範囲ならOKかなあという感じもします。ただ、週刊文春週刊新潮の記事は嘘という点を公共の電波であれだけおっしゃられていますので、週刊誌側、もしくは被害者側がテレビで訴えたいというのであれば、中立の立場からそれをテレビ局は拒否できないというのが、放送法の趣旨であろうと思います。

なんと、コメンテーター復帰も果たす。

しかしながら、9月12日には、第三者的な立場として、テレビに出演します。今回は制作著作ともにTBSの朝の情報番組「白熱ライブ ビビット」です。

news.livedoor.com

高畑さんの問題はさておき、都知事選挙を経て一か月ほどしか経っていないのにもかかわらず政治家の枠ではなく、第三者的なコメンテーターとしてテレビに出演させているTBSの姿勢に大きな疑問符が付きます。特定の思想を持ち、都知事選挙への出馬という政治活動を近々に行っている人についてテレビに出演させる際は、どのような立場の人であるのかという点を視聴者に目に見える形で出演させないと公正・中立な立場を維持できません。また、被害者女性の人権に配慮から考えて公共の電波たるテレビ放送でこうしたコメントを当事者の鳥越さんに許していいものなのか。また、許してもいいのなら、その番組の扉は被害者女性や文春や新潮に開かれているのかという疑問が多いに残ります。

TBSの人権無視の遺伝子は20年経っても変わらず

この番組は、鳥越さんが都知事選出馬を表明した翌日の6月13日の放送で、テリー伊藤さんが「コメンテーターとして特別な人。軸が乱れていない。自分の勉強していないことは勉強していないと正直に言えることにすごさを感じる」と持ち上げ、オリエンタルラジオの中田さんが「好感が持てる。準備がない、気持ちで出たというのが全部伝わってくる。」と絶賛した曰くつきの番組です。ミスリードどころか、視聴者を特定の方向に意図的にリードしている節さえ窺えます。

TBSは「坂本弁護士一家殺害事件」のビデオ問題(TBSがビデオをオウム幹部に見せたことが坂本殺害につながっていったという批判)が明るみに出て、その反省から、1996年春改編から2004年秋改編までワイドショーの制作を休止しています。また、朝の情報番組(「はなまるマーケット」)でもこの「白熱ライブ ビビット」まで時事問題を扱いませんでした。

20年間もの間の休止期間を経ても、TBSの被害者人権無視の遺伝子は消えることがなく継承されていきました。テレビ界の三菱自動車といってもいいのではないでしょうか。

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