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コメンテーターの席を争う醜い争い?そのまんま東の鳥越批判は不発に。

鳥越俊太郎さんがフジテレビ(10月7日のバイキング)にもテレビ復帰をしました。2か月前に行われた東京都知事選の候補者としては完全に終わっていましたが、テレビに出るとそれほど違和感がないのが不思議でした。今回はむしろ、そのまんま東さんの批判の方が、相手を徹底的に攻撃する自身の残虐な性格を放送を通じて晒す結果となり、今後政治キャリアに復帰する際のリーダーとしての資質に疑問が投げかけられたように感じました。

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そのまんま東さんが言っていることは正しいのだが・・・

おそらく、そのまんま東さんがおっしゃっていることは正しいのでしょう。ただ、映像は言葉以外の部分も伝えます。政治の世界で生きていくには、他人に対して異常なまでの攻撃性を身に纏わないとならないのかもしれませんが、日本人のメンタリティは他人に優しく、池に落ちた犬を叩くように一度堕ちた人間をさらに徹底的にやり込めることを忌避します。相手が全く反省した様子を見せず傲慢である場合は別ですが、今回は多少ともアウェーの心構えで、腰を低くしてきた鳥越俊太郎氏の勝利だったと思います。

ただし、鳥越俊太郎氏の本質がほんの2か月で変わることはありませんので、その辺りは日本人はきちんと頭に入れておく必要がありますのでご注意を。上智大学生に対するわいせつ疑惑は全く晴れてはいません。

そのまんま東が鳥越氏を徹底的に叩いた理由

さて、何故にそのまんま東氏は、今回このような残虐な個人的な性格をテレビで晒すことになったのでしょうか。

そのまんま東氏のTwitter投稿にあるように鳥越氏から都知事選の数か月前に関西テレビの「胸いっぱいサミット」で「あなたは、宮崎で終わった」と言われたことがあります。鳥越氏の言葉は、多少なりとも当たっている部分があるのかもしれません。しかし、夜学の早稲田に通い、大学院に進んで政治経済を勉強し、絶対当選しないと酷評された宮崎県知事選挙を死に物狂いで戦って勝利し、ほとんど茨しかない芸能人から政治家への転身の苦労を知らない京都大学出のジャーナリストに何がわかるのかという怒りが起こったことは想像に難くありません。

二つ目ですが、そのような死に物狂いの経験や勉強を経て現在行っているコメンテーターとしての言葉を、努力もせず、勉強もしないで思い付きで言っている鳥越さんの言葉と同格に扱われては御免だという自負もあるのだと思います。ただ、テレビというメディアというか、業界は、残念ながらその努力が報われそうにない場所に私には映ります。むしろ、鳥越さんのようなその場の思い付きの方が視聴者に受け、そのまんま東さんの地位をやがて脅かす存在となりそうな気がします。そして、その辺りも、そのまんま東さんが感じ取って、今回の異常な攻撃性を示したというのは私の邪推でしょうか。

必死に努力して生きている人ほど、冷静さを欠いて不利に

人間社会の難しさとして、必死に努力して生きている人、結果を残している人ほど冷静さを欠き、他人に対して攻撃的になってしまいがちです。その攻撃が相手との関係だけで済めばいいのですが、第三者が絡んだときその意味は転じ、逆に必死になって努力してきた人が悪者になってしまうケースを皆様もよく目にしているのではないでしょうか。必死で努力している時、努力してきた人ほど、自分の努力は自分のためにやっているのだという心の余裕が大切であるという教訓を今回の「鳥越俊太郎VSそのまんま東」で私は少し考えさせられました。

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