先日、17000円の固い壁を突破した日経平均ですが、ジリ上げの展開が続いています。オプションは、大きな上昇、大きな下落を収益源としており、ジリ上げの展開が一番やりにくい展開です。相場に張り付くことのできないサラリーマンは、頻繁な回転売買をしにくく、専門業者にやられます。特にコールは、ジリ上げの間は安定的に推移しているように思えますが、上げ相場だと割高になっており、ちょっとした調整だけで簡単に半値になったりしますので危険です。ただ、最近の日経平均は底堅いというより、超底堅く、ETFや年金基金の買いが急激な下落を吸収する傾向にあります。大統領選挙結果が判明するまではボックスを抜けると次のボックスの間でまたダラダラやるような現在のNYダウのような動きを日経平均でも想定しています。レンジも狭い範囲を考えており、上が17600円、下が17000くらいに考えます。
後は、為替の仕掛けだけを注意します。こちらは予断を許しません。1ドル105円前半くらいを上限に見ていますが、円高がまた進むかどうかがポイントです。
アメリカ大統領の投票が11月8日、開票が11月9日ですから、日本時間の11月10日(木)のお昼頃には大勢が判明しそうです。クリントン優勢の記事が多いですがまだまだ予断を許しません。クリントンなら、円高が進むと予想します。