
アグネス・ラムから続いた週刊プレイボーイの斜陽と黄昏ですが、今度はリアディゾンです。グラビア界の黒船というキャッチコピーで一世を風靡したと言われていますが、本当でしょうか。千昌夫やクリームシチューの有田さん(ローラと熱愛の噂あり)のような洋モノ>好きには受けたのかもしれませんが、普通の日本人には少し食傷気味だったかもしれません。そう言えば、千代大海がファンだった事を思い出しました。でも、時は流れ、今の千代大海は、九重親方(千代の富士の後、襲名)になっているのですよ。みんな歳を取る訳です。
一体全体、今、どこにリア・ディゾンを崇めるような読者がいるのでしょうか。私が20代だったら、こんなの見たくないなあと率直に思います。週刊プレイボーイの読者はやはり高齢化しているのでしょう。本当に本当に心配です。
グラビアを撮る写真家も高齢化しています。荒木経惟、篠山紀信、渡辺達生、加納典明くらいまでがやはり雑誌のグラビア雑誌の全盛期で、その後に続く若い世代の写真家を私は知りません。今回の渡辺達生だって、67歳です。若手の写真家に仕事を譲らないから、若手は食いっぱぐれてしまったのか、ここ10年くらい同じような写真ばかりがグラビア誌に掲載されてはいませんか。写真家も人間で、同じ人にばかり撮らせていたら、やはり同じような写真ばかりになります。編集者自体も高齢化している可能性がありますが、はっきり言って、手遅れになる前に早く若返りを図っていただきたいと思います。
テレビゲームの名作と同じように、一度フォーマットができた後は、ほとんどそのコピーばかりにグラビア雑誌や掲載写真も陥っていませんか。インターネットの自由さに比べると雑誌の内向きは否めません。やはり企業は年数とともに衰えるものなのでしょう。