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能力がないという理由での市場長の更迭はマル。小池東京都知事の更迭人事

豊洲問題は、現場把握能力の乏しい人間が管理者となることによって、管理が行き届かず、現場が勝手に実務を進めることに何のチェックも働かない状態が続いてきた(要は管理職が無能ということ。)ことの責任を取る形で、市場長以下4人の更迭によって組織責任としては幕引きを図るということで決着しそうです。

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 これと同時に技術系職員を重視し、文系職員と並ぶ形で役職を増やし組織改革も発表しました。後は、専門家の環境調査結果を踏まえて豊洲移転の是非を決定すればOK、私見ではありますが、東京都知事としての豊洲問題の取り組みは十分その任を果たしたといえるでしょう。

マネージメント能力がない人間、マネージメント職を機能ではなく身分と誤解する方が多いのが日本組織の伝統的な病巣です。組織の長になったならば、身を粉にしてハードワーク、あらゆる業務の肝を把握する努力が必要です。わからなければ聞き、できないことをなくしていく。こうした努力をせず、組織の機能不全起こしている管理職であるならば、市場長のみならず、能力がないという理由でどんどん早めに更迭し、しかるべきポジションに下がっていただくことが東京都のために必要です。現場能力のない方が年次で上がっていくことは、都民に何のメリットももたらしませんので金輪際やめるべきでしょう。管理職に必要なPCスキルがなく、マネージメントの仕事を部下に押し付けるような人間はどんどん更迭させましょう。組織も活性化し、人件費のカットもできて一石二鳥です。

厳しいようですが、中央官庁以外の公務員、特に自治体の管理職以上の仕事ぶりは傍目から見てもぬるすぎます。民間企業の営業のようなノルマがないのですから部局内のあらゆる業務に精通、理解があって当然です。就任早々ならいざ知らず一年以上やって土木関係だからわからないというのは適性や資質がないといえるでしょう。