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辻元清美に飛び火して、森友リスク後退。日経平均に明るい兆し

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全く生産性のない国会における森友学園問題ですが、土日に籠池夫人の公開メールに民進党辻元清美議員の名前が触れられいたことが明らかになり、どうやら事態は収束に向かいそうです。というよりも、民進党はこれを収束しないと蓮舫党首の二重国籍問題同様、解党や分裂騒動にも発展しかねない大きな火種を抱えることになりました。

そもそも今回の問題は、学法法人森友学園への国有地売却において、大幅値引きの理由となったゴミの撤去が実際にはなされていないのではないかという疑惑から発展しています。その火付け役となった番組である報道ステーションテレビ朝日)の中で「ゴミの撤去はしていない」と発言し、大々的に報道されたた作業員が、実は辻元議員の送り込んだ世論誘導の工作員だったのではないかという疑惑が浮上してきたのです。きっかけは、自民党側が公開した安倍昭恵総理夫人と籠池夫人とのメールでした。全体的にはちょっとおかしなところのある籠池夫人をメールのやり取りから映し出していくことで、自民党側は安倍昭恵夫人と国有地売却騒動との関係性を切り離すように意図されたものでしたが、全く想定外であった籠池夫人の辻元議員への世論誘導工作の箇所が安倍政権を救うことになりました。なんと民進党は、マスコミ各社に対して、メールで辻元議員に触れられている箇所を取り上げないように要請を行っていたという疑惑がSNSからもたらされています。疑惑の捏造と言論弾圧によるもみ消しという二重の疑惑がなんと民進党側に生じてしまいました。SNSを中心としたネットメディアは、案の定、祭りと化しました。日曜日のフジテレビ報道2001において、民進党玉木雄一郎議員は「辻元清美議員は昨日(3月27日)に記者会見を開く」と大見得を切ったのですが、残念なことに、昨日会見は開かれませんでした。さらに悪いことに、玉木雄一郎議員はTwitter でこの件について謝罪するどころか開き直った自己弁護を開陳して、事態をさらに深刻化させています。

 およそ胡散臭い筋からの情報で始まった森友学園問題は、野党民進党の敵失により完全に収束に向かっています。やはり、昨日辻元議員の会見が行われなかったことは大きく、民進党に対する一般国民の心象は完全に悪化しています。安部政権はこれまで同様、いやさらに盤石ものになりつつあります。

昨日、アメリカのトランプ政権が、オバマケアの廃止について議会を説得できず、公約である大型減税と公共投資の実現に疑問符がついたことの影響で、日本の株式市場は大幅に下落しました。本日は、昨日とうって変わって晴天。昨日のアメリカ市場も日中の先物市場から反発して引けました。日本の政治は引き続き安定するということを皆が確認しましたので株式市場は反発すると予想します。為替は?と聞かれると心許ないのですが・・・。